太郎|墓参|本牧の洋食屋さん
2023年12月08日
初めて飼った柴犬「太郎」
亡くなってからもう34年が経ちました
中学の時に親から与えてもらった「太郎」
それはそれは深く愛しい存在でした
アメリカで生活をしている時に
中々日本に戻らない息子に
「太郎が死にそうだから、帰ってこい」
そんな親の一言に帰国を決めた遠い過去
自分にとっては
かけがえのない存在であり
全てを打ち明けた
唯一無二の友であり
兄弟の様な存在でした
その後、
ミニチュアダックスフンドの「エディ−」
ジャックラッセルテリアの「夢」ユメコなど
2匹との出会いがありましたが
太郎の存在は、
今に想えば
強烈で深く心の奥底に残るものでした
ある日、車を走らせていると
どこか見覚えのある風景に遭遇し
その時、ふっと悲しく空しい思い出が蘇りました
それは、太郎が虹の橋のたもとに行った際に
火葬し埋葬したお寺様の道でした
お寺の名称すら記憶になく
不安感はあったものの
境内に入ってみると
34年前とは大分変貌していましたが
建物自体は昔と変わらず
自分の記憶が正しかったことを確信しました
受付の女性にお伺いをたてると
間違いなくこちらに埋葬されたとのこと
しかも
名前や没年月日まで
コンピューターで管理されていました
再会出来たような喜びと
何か不思議な空気に包まれながら勤行し
太郎と一緒に居る気配を感じられたこと
何よりもの喜びに包まれた瞬間でした









