『業』と『業』
ちょっと今回はまじめなお話
接客について、改めて考えさせられました…
例えば飲食店に入った時
皆様は、ベテランのスタッフさんと新人スタッフさん
どちらのスタッフに接客をしてもらいたいですか?
個人的な体験談なんですが
先日買い物に行った時に接客してくださった
若い女の子のスタッフさん
家族で買い物に行き、自分の靴と子供の靴を買いに行きました
最初はサイズをお願いして在庫探して来てくれて
「お待たせしました!」
何回も探しに行ってもらったのに毎回笑顔で必ず言ってくれました
僕たちが試着しながら悩んでいると
接客してくれていたスタッフさんに他のお客様が声をかけてきました
その時「少し外してよろしいですか?」とこちらに確認し
僕たちが了承すると「すぐに戻ります!」とまた笑顔で声をかけてきました
僕も妻も接客をずっとしてきたので、その間しばらく店内を見渡していました
僕たちを接客してくれていた子は、他のお客様、また他のお客様
おそらく僕たち含め4組くらいを対応していました
その間ずっと笑顔で対応しているのです
ここで不思議な光景を目にしました
二人ほど店内の端のほうで話をしているスタッフさんがいたんです
普通に考えれば、一人のスタッフが何組も対応しているのであれば
フォローに回るのと思うし、そもそも他のお客様もそちらに声をかければ
すぐに対応してもらえるからいいと思うんですが…
ここで、少し考えてみました
店内に入った時
対応してくれた子は僕たちが店内に入った時から
目を見て挨拶をしてくれました
他のスタッフの方はこちらを見ようとはしませんでした
そうすると、お客様が誰に声をかけるかは決まっているのだと思いました
どうせ接客を受けるなら気持ちのいい接客を受けたい
せっかく家族で買い物に行っているのに不快な思いはしたくない
正直、商品の知識に関しては新人さんですので
まだそこまで詳しくはないと思いますが
そのマイナスをプラスに変えられるほどの接客技術をもっているのだと思います
しかし、その接客技術は「接客業」に携わっている人であれば誰しもが持っているはず
では、なぜ新人さんはできて、ベテランさんはできなかったのか
やはり「慣れ」が関係してくるのかなと思います
そして、その慣れをベテランさんは新人さんに教えようとすることが多い
だから、新人さんが輝くようなお店ができてしまう
ここであえて「できてしまう」という表現をしたのは
お店(会社)の理想は、歴が長いスタッフが一番輝くのが理想だからだと考えるためです
その輝きを見て新人さんが学び、底上げされていくのが理想だと思います
自分の中でも、接客というものが当たり前になりつつあり
ここまで考えることをしばらくしてこなかったと痛感しました
ここでタイトル
『業』と『業』
ひらがなにすると『ぎょう』と『わざ』
接客を『業(わざ)』にしたいと思いました。
ちなみに、この時対応してくれたスタッフさんは最後レジに僕たちが並んでいた時
「お待たせしてしまい申し訳ございません。サイズ大丈夫でしたか?」
と、聞きにきました
返事をした後「またご来店ください」と言い対応中であったと思われるお客様のところに戻っていきました
この対応、皆様はどう思われるでしょうか?
僕は素直にすごい!と思いました