そうめん・ひやむぎ・うどんの違い
小麦粉から作られる
「そうめん」
「ひやむぎ」
「うどん」
それぞれの違いってわかりますか?
それぞれの名称は基本的には麺の太さで
区別されているのです
農林水産省が定める
JAS規格(日本農林規格)の
『乾めん類品質表示基準』
機械で製麺する『干しめん』の中で直径
1.3mm未満に成形したものは
『そうめん』
1.3mm以上1.7mm未満
『ひやむぎ』
1.7mm以上
『うどん』と定められいるようです
さて「手延べ麺」はどうでしょうか?
食用植物油 でん粉または小麦粉で
縒(よ)りをかけながら引き延ばして
乾燥 熟成させるなどの複雑な工程を
重ねたものと定められています
この基準では 麺の直径1.7mm未満が
『そうめん』と『ひやむぎ』
それ以上は『うどん』とされています
つまり,機械製麺は3種類の区別がありま
すが手延べ麺だとそうめんとひやむぎの
区別がないため2種類ということになり
ます
手延べ麺は製麺する際 機械製麺のよう
に切って細くするのでは縒りをかけな
がら細く引き延ばしていくので1本1本の
形や太さなどが微妙に異なります
それが麺つゆとからみのど越しが良くな
るのです
家庭で冷たい麺をおいしく作るコツは
「そうめんは、茹で具合にムラを作らな
いために麺の重量の10倍程度のたっぷり
の水を沸かす」
次に麺を入れて吹き上がったら火を弱め
時間通りにゆでます
あとは冷水でもみあらいしてヌメリよく
取るのがコツです
その後氷水に放すとぐっと麺がしまって
コシが出ます
ひやむぎとうどんは外側と芯の部分を均
等な茹で上がりにするため『蒸らし』を
入れると、よりおいしくなります
ゆで時間から2~3分引いた時間ゆで
火を止めて2~3分フタをして蒸らす
蒸らし時間はお好みで調整する
その後はそうめんと同じ手順で
仕上げます
夏の冷たい麺は、夏バテ気味で食欲のな
いときにものど越しもよくツルッと食べ
られるものですよね そうめんなどを
上手に活用して酷暑を乗り切りましょう